ドラゴンだ!ドラゴンだ!!ドラゴンだ!!!!
記念日で浮かれた街中に突如として現れたドラゴン!
一体この街はどうなってしまうの〜〜????
そんなこんなで始まりました。街中に突如として現れたドラゴンぶっ殺し選手権。(ネタバレ:2行後に死ぬ)
おっとここでたまたまデート中だった魔王が超撃滅魔法を放った!!!ドラゴンは跡形もなく消滅!!!!
「ルアちゃんかっこ良い!!流石私の彼女!!!」
「えへへ〜そうでしょそうでしょ!」
「あ〜〜かっこ良いのに可愛い!これぞまさに文武両道!覇道の道!魔の体現者!」
「なんかよく分かんないけどそう!なんたって私は魔王だからね!!」
「ルアちゃん流石〜!!!!!」
しかし彼女らはまだ知らなかった。あのドラゴンはただの前座に過ぎないということを。
ハイパーアルティメットエクリプスウルトラダイナミックドラゴンだ!!!!!!逃げろ〜!!!!!
「ハイパーアルティメットエクリプスウルトラダイナミックドラゴンだって!?あの究極夢幻最強騎士団を僅か0.000001秒で葬り去ったあのハイパーアルティメットエクリプスウルトラダイナミックドラゴンが!?!?」
「な、なんてこと……ハイパーアルティメットエクリプスウルトラダイナミックドラゴンが出ただなんて……」
「どうか子供だけは!!!ハイパーアルティメットエクリプスウルトラダイナミックドラゴンに子供が殺されるだなんてあんまりです!!!」
「ママ〜!!!ハイパーアルティメットエクリプスウルトラダイナミックドラゴン怖いよ〜!!!!」
街中は瞬く間に阿鼻叫喚の地獄絵図。ハイパーアルティメットエクリプスウルトラダイナミックドラゴンを討伐することは出来るのだろうか。(ネタバレ:出来る)
「もうっ!まだ居るの!?」
「仕方ない、ここは私が一肌脱ごう!!!喰らえ!!なんか剣が妖しげに光ってオーラを纏い、斬るとなんかめちゃくちゃ強いやつ!!!」
「なんか剣が妖しげに光ってオーラを纏い、斬るとなんかめちゃくちゃ強いやつ!!!流石!!かっこいい!!!」
「えっへ〜ん!もっと褒めても良いんだよ!!」
「最強!天才!超強い!え〜……すごい!!あと……大好き!愛してる!凄くて凄くて凄い!!!」
「私もルアちゃんのこと大好き!!愛してる!!」
「えへへ……」
勘の良い読者諸君はもうお気づきだろう。ハイパーアルティメットエクリプスウルトラダイナミックドラゴンをけしかけたのは魔王の座を狙っている「シュダークディアレスグランディアガルドニッドギータガルバベルリンバードグレイドブランズグリュンデバラキラモア・チャンユンチャイナヒマンラーカイルナピス・ボルデモアザバルキアガルデアバーラトガザンザガードアンキティアモス」である。
シュダークディアレスグランディアガルドニッドギータガルバベルリンバードグレイドブランズグリュンデバラキラモア・チャンユンチャイナヒマンラーカイルナピス・ボルデモアザバルキアガルデアバーラトガザンザガードアンキティアモスは魔界の司法と立法を司っている。
しかし、シュダークディアレスグランディアガルドニッドギータガルバベルリンバードグレイドブランズグリュンデバラキラモア・チャンユンチャイナヒマンラーカイルナピス・ボルデモアザバルキアガルデアバーラトガザンザガードアンキティアモスはその立場に満足しておらず、魔王の座を狙っているという訳だ。
しかし、現魔王たるルアはそのことに一切気付いていない。それもそのはず、ウォーターサーバーを買う金で出来ることの数だけ未来の選択肢があるからだ。
ここで、ウォーターサーバーについて確認しておこう。
ウォーターサーバーというのは、縦2m横2mの正方形からなる。
この面積は4cm²であるが、この話は第5章より詳しく考察する。
大切なのは、量より質である。
「……ねぇ、ルア。もし私が死にたいって言ったら、一緒に死んでくれる?」
「もし嫌だって言ったら?」
「……ずるい」
「……星が良く見えるね。」
「ルア……貴方は何者なの?」
「私は……ただの魔王だよ。」
「嘘。貴方は王冠も王笏も持ってない。」
「大切に保管してるだけ。」
「貴方の血筋は何一つ分かっていない。」
「それは今関係ない。」
「ねぇ……ルア、私達……別れよっか。」
「ルアと一緒に居て、もう楽しめる気がしないや。」
「……そっか、そうだよね。」
「……ごめん」
「謝らなくて良いの。悪いのは……全部私なんだから。」
「ルア……」
「最後に……1個だけお願い聞いてくれないかな?」
「……良いよ、なんでも聞く。」
「じゃあ……」
こうして長い夜が始まった。
再びこの世界が活気に包まれるには、1000年の時を要した。
そして今、あれから1500年。
「ドラゴンだ!!ドラゴンが出たぞ!!!」
「ドラゴンかぁ……懐かしいな。最後に見たのは……300年前か。」
「どれ、さくっと狩りますか。」
「お、おい!そこのお前!!ドラゴンに殺されるぞ!!悪いことは言わない!今すぐ逃げろ!!!」
「あ〜大丈夫。私ってこう見えて結構強いから。」
「な、何を言って……」
「ほら、終わったよ。」
「……え?」
「なっ……!ドラゴンの首が一瞬で切り落とされた!?」
「な、何が起きたんだ!?あの少女は一体……!?」
「あちゃ〜ちょっと注目集めすぎちゃったな。」
「あ、あの!貴方は一体……」
「私?私はただの旅人だよ。」
「ただの旅人がそんなに強い訳……」
「あぁほら細かいことはいいから!このドラゴン好きにして良いよ!それじゃあね!」
「なっ!ちょっと待っ……」
「バイバ〜〜〜イ!!!」
第5章 ウォーターサーバーの面積に関する考察とハイパーアルティメットエクリプスウルトラダイナミックドラゴンの生態について
本章では、ウォーターサーバーの面積に関する考察とハイパーアルティメットエクリプスウルトラダイナミックドラゴンについて扱う。
突然だが、テントウムシをご存知だろうか。
ヘッドホンのことではない。
1500年前の絶滅戦争以前より存在していたことがつい最近明かされたあのテントウムシのことである。
ご存知なら良い。
「それにしても、世界は随分と平和になったなぁ……。昔なんてみんな血気盛んだったのに。」
「……でも、なんだか退屈だなぁ。」
(ここから
ここまで)
↑ここにウォーターサーバーを設置↑
「……そういえば、ルアは元気にやってるのかな。1000年前ぐらいから全く聞かなくなったけど……。」
「ふふっ、いつまでも過去の恋人に囚われてちゃダメか……。」
第6章 春とは
「ここは……どこ?」
「あら、ようやく目が覚めたのね。大丈夫?記憶はある?」
「記憶……」
「ほら、自分の名前とか言える?」
「私の名前は……ルア。…………それ以外のことは、何も……」
「名前が分かれば十分さ。とりあえず、しばらくここでゆっくりすると良い。ちょっと待っててね、今ご飯を用意するわ。」
「ほら、ルアちゃん……だっけ?冷めないうちに食べちゃいな。この街名物の野菜シチューさ!」
「……いただきます。」
「どうだい?味は。」
「……美味しい……です。」
「それは良かった!私は少し用事があるから、しばらくここでゆっくりしてて。食べ終わった皿はここに置いといてくれたら良いわ!」
「……分かりました。ありがとうございます……。」
「良いのよそんなかしこまらなくても!それじゃ、失礼するわね〜」
「……あったかい。」
〜♪(YouTube shortのぴったりで止めるとえっちなイラストが見れる動画に奮闘する音)
〜♪(普通にベートーヴェン)
〜♪(これはドラゴンの音)
「キャー!!!ドラゴンよ!!!!!」
「ド、ドラゴンだって!?この前騎士団が討伐したはずじゃ……」
「と、とにかく逃げろ!!!女子供から優先して逃がせ!!!!」
「……ドラゴン?聞いたことあるような……」
「……超……撃滅魔法。」
「なっ!?急にドラゴンが倒れたぞ!!何事だ!!!」
「……?今、何したんだろう。」
「ルアちゃん!!無事かい???」
「はい……大丈夫みたいです。」
「大丈夫みたいって……怪我はなさそうね。気をつけるのよ!ただでさえ病み上がりなんだから……」
「病み上がり……あの、そういえばここってどこなんですか……?」
「ああ、そういえば何も説明してなかったわね……ここはレクシア。3行後に滅びる王国の街よ。」
「レクシア……」
「お、おい!空を見ろみんな!い、隕石が……!」
↑この余白で滅びた↑
「……どうしよう。せっかく覚えた名前が無駄になった……」
「……王に……なる?」
↓読書感想文のコーナー↓
題名:信号無視するドラゴンを読んで
ぼくは、信号無視するドラゴンという本を読みました。
この本は、信号を無視したドラゴンがいたい目にあうという話です。
まず、最初のページで、ドラゴンが赤信号を通ります。
そうすると、青信号を通った車にひかれて、ドラゴンは吹き飛ばされてしまいます。
次に、ドラゴンが信号の上を通ります。
そうすると、ついらくしてきた飛行機にぶつかって、ドラゴンはまた吹き飛ばされてしまいます。
そして、ドラゴンは次に信号をこわしてしまいます。
そうすると、刑法261条、器物そんかい罪により、3年以下のちょう役、または30万円以下の罰金または科料となってしまい、ドラゴンはまた吹き飛ばされてしまいます。
最後に、ドラゴンは普通に青信号を通ります。
そうすると、ドラゴンは何事もなく信号を通ることが出来ました。
ぼくは、この本を読んで、信号無視をしないことは、とても、大事だなぁと思いました。
信号無視をしないことで、車にひかれたり、飛行機に吹き飛ばされたり、器物そんかい罪になったりしないように出来るからです。
ぼくは、この本から学んだことを活かして、信号無視をせずに、過ごしていきたいなぁと思いました。
↓読書感想文についたコメント↓
「あらすじを書いただけ。独創性が何一つとしてない。」
「後半の読点の多様が見苦しい。あからさまな文字数稼ぎで不快。」
「得た学びが浅すぎる。鹿でもそれぐらい分かっている。」
「普通に本の内容が薄すぎる。どっちが悪いのか分からない。」
↓夏井先生の判定↓
才能アリ 95点
↓理由↓
俳句コンテストにこの句を持っていったとき、文字数が多すぎてどんな俳句にも勝てるから。
↓控えめなウォーターサーバーの専用通路↓
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↑控えめにしては大きすぎるやろ笑笑笑笑↑
「……ねぇ、もしかして……ルア……なの?」
「……」
「あの日の……最後のお願い……覚えてる?」
「……もしもう一度会ったときに、お互い恋人が居なかったら……やり直そう……だよね?」
「ルア……私は……恋人なんてずっと出来なかった。誰を見ても、ルアより素敵だって思えなかった。」
「私も……私もだよ……!誰も君より劣って見えた!異世界に来て!ここでもまた魔王になって!それでも君より素敵な人は居なくて……」
「ルア……」
「私達……やり直せるのかな……?」
「やり直せる……絶対にやり直せるよ。」
「今度こそ……私を独りにしないで……!私を捨てないで……!私を……私を……」
「ルア……ごめんね……もう絶対に独りにしない。絶対に離さない。絶対に……!」
「ねぇ、キス……したい。」
「……優しくしてね。」
控えめなウォーターサーバー<アッ、、ウッス..