NATO、君はどこへ行く

どこへ行くんだ。

君は対ソ連陣営用の軍事同盟だろう。でも、もうソ連はいない。

ヨーロッパにはまだソ連へのトラウマがある。北欧だとかはまさに。

実際、ウクライナ侵攻前までロシアははっきりとした脅威だったのだろう。アメリカとヨーロッパが一丸となるに相応しい脅威だったのだろう。

だが、もう違う。かの国は弱かった。清みたいになってる。

アメリカにも、ヨーロッパにも、ロシアを本格的な危機と捉えているものは少ない。

本当に危機と捉えているのなら、もっと円滑に支援が進むはずだ。

冷戦期は良かった。ヨーロッパからしたら頼れる国がアメリカしか居なかったから。自分達だけでソ連陣営を相手する余裕がなかったから。

だが、もう違う。ロシアは落ちぶれた。ヨーロッパはヨーロッパだけで十分やっていける。アメリカに握られる必要は無い。

NATO、君達はどこへ行く。

君達は国連のナイフではない。

勿論国際平和は今もなお乱されている。ヨーロッパの隣では紛争が絶えず起きている。極東でも情勢が不安定になっている。

しかし、当のヨーロッパは別だ。彼らは結束して平和を守っている。外部からの侵略に対抗する牙を持っている。もう、彼らにアメリカは必要ない。

北大西洋は既に自由民主主義のプールだ。アメリカ世論は、この平和で安定したプールにさらなる金を費やすことを許すのだろうか?

果たして、自由民主主義のプールに今や軍事同盟は必要なのだろうか?

リベラリズムが振興する現代において、NATOのような過去の遺物の維持費は許容されるのだろうか?

そして、この種の主張が活発になったとき、本当にその北大西洋は平和なプールになっているのだろうか?

いずれにせよ、物語の終わりは近いだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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